2010年9月16日木曜日

アリババ株式会社とアリババドットコム リミテッド 中国浙江省政府の対日取引促進プロジェクトに合意

アリババ株式会社と、アリババドットコム リミテッド(本社:中国浙江省杭州市、最高経営責任者:衛 哲(ディビッド・ウェイ)、以下アリババドットコム)は、中国浙江省政府と、省内の中小企業による対日貿易を支援するプロジェクトの共同実施に合意し、2010年10月13日、杭州市内にて同プロジェクトの発表を行った。

これは、浙江省の中小企業の対日貿易を支援することを目的にしており、浙江省政府は、対日輸出に意欲のある省内の中小企業1,500社を「アリババ中国輸入サイト」(http://www.alibaba.co.jp)上で支援すべく、1年間で総額1,500万元(約2億250万円、1元=13.5円換算)の補助金を給付する予定をしている。アリババは、「アリババ中国輸入サイト」上で、これらの企業の製品のプロモーションを行い、日本企業との取引を支援する。

「アリババ中国輸入サイト」上では、これらの企業の製品を対象とした『サンプル取り寄せサービス』を11月下旬より実施する予定をしている。
日本のバイヤーは、対象製品のサンプル取り寄せボタンをクリックするだけで、製品代金や送料・関税・消費税等がすべて無料で、72時間以内にサンプルを入手できる。また、一度に複数社からのサンプルをまとめて受け取ることができるため、商品の比較を簡単に行うことができる。

これにより、日本のバイヤーは、面倒な費用負担の交渉や送金の手間をかけることなく、中国製品輸入の最初のステップであるサンプルの取り寄せを効率的に行うことができ、製品調達をよりスムーズに始めることができるとしている。

2010年9月15日水曜日

ヤマトロジティクス、通販事業者向け即日配達サービスのエリア拡充

ヤマトグループのヤマトロジスティクス株式会社は、9月15日、通販事業者向け即日配達サービス「Today Shopping Service」(トゥデイ・ショッピング・サービス)の専用拠点を愛知県小牧市に開設し、サービス提供エリアを拡充する。

同社では、既に関東、関西、九州において通販事業者向け即日配達サービス「Today Shopping Service」に対応した拠点を開設しているが、ネット通販市場が依然として拡大基調にある中では、今後も物流業務のアウトソーシングや即日配達へのニーズが高まるものと期待されるため、中部地区にも即日配達サービスの拠点を開設した。
同社のToday Shopping Serviceは、ネット通販での商品受注から出荷、配送といった物流業務のプロセスを、自動化された倉庫システム「オートピックファクトリー」によって大幅にショートカットし、注文先へ最短4時間または8時間で商品を届ける同社の即日配達サービス。

新拠点の名称は、ヤマトロジスティクス株式会社 愛知クイック通販ロジセンター(通称:愛知オートピックファクトリー)で、所在地は愛知県小牧市新小木2丁目8番地となる。倉庫面積は、約4700坪(地上4階 地下1階建て)で平成22年9月18日(土)に営業開始する予定。


新拠点は、好立地な場所に位置するため名古屋市近郊のみら ず、関東・関西地区への即日配達もカバーすることができ、名古屋市近郊(最短4時間)へは、朝10時までの注文を当日14時以降に、また、関東・関西地区(最短8時間)へは、夜24時までの注文を翌日14時以降(関西地区)、翌日18時以降(関東地区)に配達が可能としている。

ヤマトグループでは、今年7月、台湾にも自動倉庫「オートピックファクトリー」を備えた物流拠点を開設しており、今後、日本国内にとどまらず、海外でもネット通販市場の拡大に合わせながら、物流拠点の拡充を図っていく。

2010年9月8日水曜日

伊藤忠、中国のネット通販物流をピーチ・ジョンから受託

伊藤忠商事は、ピーチ・ジョン(東京都渋谷区、野口美佳社長、03・6418・7888)の中国市場でのインターネット通販事業向けの物流業務を受託した。

 伊藤忠の完全子会社である伊藤忠物流中国(旧北京太平洋物流)がピーチ・ジョンから受託し、上海の物流センターで運営する。伊藤忠が中国のネット通販向けの物流業務を受託するのはピーチ・ジョンの親会社である大手衣料品メーカーのワコールに続き3件目。伊藤忠は2010年に中国物流事業で前年比40%増の140億円の売り上げを目指す。

 ピーチ・ジョンは8月に上海に店舗を出店したほか、自社サイトを立ち上げて通販事業にも進出している。伊藤忠はピーチ・ジョンの店舗販売向けとネット通販向けの両方の物流を、8月に本格的に稼働した「上海安亭物流センター」で請け負う。