2008年9月4日木曜日

4-5年以内にネット受注一本化へ フェリシモ

カタログ通販大手フェリシモ(神戸市中央区)は、四-五年以内に、顧客からの商品受注を同社ホームページ(HP)に一本化する方針を固めた。郵便、 電話、ファクスによる受け付けの縮小や廃止で注文用紙や郵便代などを削減できるほか、HPの利用者を増やすことで、インターネットの双方向性を生かした新 たな販売促進活動を確立させる狙いがあるという。

 現在、HPを通した受注が最も多く47%を占める。さらに今後も増える見通し。

 同社はHPを通した情報提供サービスなどを充実させて利便性を高め、利用を誘導する計画。具体的には、顧客が品切れの商品を注文した場合はすぐに代替商品を紹介したり、前回購入したものと照らし合わせて新作を提案したりする機能を開発中という。

 インターネットを扱えない顧客には、電話を受けた係員が代わりにHPを操作するなどの対応を検討する。

 HPの機能充実に伴い、書店などで販売しているカタログの発行回数や部数の減少も視野に入れているという。矢崎和彦社長は「顧客同士の意見交換など、HP上でしかできないことも多い」としている。



eコマース・ネット通販の市場調査日月総合研究所

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