2011年1月25日火曜日

ベネッセ中国事業 こども向け家庭学習会員数30万人に拡大

株式会社ベネッセコーポレーションは、2006年度より中国での事業を開始し、中国福利会出版社をパートナーに、こども向けの年齢別家庭学習商品「楽智小天地」をライセンス出版しているが、1月25日、2011年1月の「楽智小天地」の会員数が30万人となったことを発表した。

中国で会員数を順調に拡大している理由としては、まず「対象年齢ごとに発達段階に応じた学び体験を提供する」というコンセプトを現地化した商品内容が、中国の家庭で理解され、受け入れられたとしている。

また、中国現地の文化や商習慣に合わせたテレマーケティングを中心とした販売活動が実を結んでいること、「楽智小天地」のブランド認知が拡大し、口コミなどが加速してきたことも成功要因のひとつとしている。

さらに、2010年度、以下のような商品・販売面の強化を行ってきたことも、拡大を後押ししているという。

1.2010年9月に、これまでの1~6歳の幼児向けの学習商品ラインナップに加え、小学1年生向けの「楽智小天地 彩虹版」を開始し、対象年齢を拡大した。

2.各エリアの状況に合わせた販売活動を加速するため、上海に加え、2010年7月に北京の販売拠点、2011年1月に広州の販売拠点をオープン。また直接商品に触れたり購入したりできる簡易ショップも2011年1月時点で上海・北京を中心に31か所に展開している。

3.ブランド認知、求心力の一層の向上のため、「しまじろうコンサート」を全国6都市で40回実施。ほぼ満員となる45,000人の集客をした。


「楽智小天地」の受講費は、1~6歳向けが月額88元、6~7歳向けの彩虹版は月額109元。販売形態は、店舗、販売代理店、インターネット、電話、幼稚園団体購入など。

同社は、中国事業において、2015年度末の会員数100万人2018年度末の会員数150万人の達成を目指し、今後も、販売拠点の拡大など積極的な展開を行っていくとしている。

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