2008年11月4日火曜日

アール・ビー・ティーグループ、通販支援システムを開発

アール・ビー・ティーグループは、首都圏を中心に運送・倉庫業を手がける総合物流企業。

大塚紹介が手がける文具通販「たのめーる」の約6万5000点の在庫管理を請け負っており、独自の在庫管理システムを構築している。

このノウハウを利用して、通販企業を対象に受注から納品までを一括して手がける支援システムを開発した。

ネット通販の市場拡大を商機ととらえ、売上が拡大する通販企業の需要を取り込む。


新しく開発した支援システムは「ニッチ通販支援(POL)システム」という名前で、受発注だけでなく在庫管理やコールセンター、顧客管理なども代行する。

通販会社にとっては、自社で倉庫を借る手間が省け、商品開発や販売に専念できる。
年商50億円までの企業をメインのターゲットとしている。

国内物流は小口化の流れが進んでいる。こうした中で、今後の需要開拓には通販の物流が有望な市場と判断し、新システムの開発を決めた。
同社の売上高は80億円だが、この通販支援システム事業の3年後の売上高約28億円を見込み、新たな売上の柱として育てていく方針。

通販会社に対する物流も含めた通販支援ビジネスは徐々にだが手がける企業が出てきている。
代表的なものは通販会社ムトウの子会社ムトウマーケティングサポートなどが、長年培ったノウハウ・実績ともに豊富である。
また、インテリア・雑貨のネットショップ「アンジェ」を運営するセレクチェアーは新たにネット通販会社支援事業「最適倉庫マッチングサービス」という最適な物流倉庫を紹介するサービスを始めた。


アール・ビー・ティーグループが手がける通販支援は、物流・倉庫企業としてのノウハウを生かしたものになるだろう。
同社のこの事業の今後の成長に期待したい。








eコマース・ネット通販の市場調査は日月総合研究所 

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